文書番号 : S1210240043255 / 最終更新日 : 2024/02/15印刷する

[VAIO Care Ver.8.*] ハードウェアを診断する方法

    Q

    [VAIO Care Ver.8.*]
    ハードウェアを診断する方法


    • 「VAIO Care」を使用して、ハードウェアを診断する方法について教えてください。
    • ハードウェアを診断する際の注意事項を教えてください。

    A

    使用方法を誤ると、正しくない結果が検出される可能性があります。診断を行う前に、以下の注意事項をご確認の上、診断を行ってください


    対象製品

    アプリケーションソフトウェア
    VAIO Care Ver.8.*(デスクトップ版)

    説明

    PCに発生する不具合には、ハードウェアが故障している場合と、アプリやPCの設定などが原因となっている場合があります。
    「VAIO Care」のハードウェア診断機能を使用して、VAIOに不具合が発生した際に、ハードウェアに故障があるかどうかを診断できます。

    [診断]画面

    • 画像は一例です。

    内容

    事前確認

    「VAIOハードウェア診断ツール」のバージョンにより、診断機能が異なることがあります。
    バージョンの確認方法については、下記をご参照ください。

    • 64ビットOSの場合

      C:\Program□Files□(x86)\Sony\VAIO□Recovery\plugins\vhdversion.txt
      • 上記の□は半角スペースです。
    • 32ビットOSの場合

      C:\Program□Files\Sony\VAIO□Recovery\plugins\vhdversion.txt
      • 上記の□は半角スペースです。

    ▼関連Q&A:
    [Windows 7] インストールされているWindows 7が32bit版か64bit版のどちらか

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    操作方法

    診断を行う際の注意事項
    • 「VAIO Care」は、最新のバージョンにアップデートしてご使用ください。

    • 通常起動で実行してください。
      セーフモードで診断を行うと、正しい結果を得られません。

    • 常駐しているプログラムで終了可能なものは、すべて終了してから診断を行います。
      システムを常時監視しているアプリ(ウイルス除去アプリなど)や、アプリが常駐している環境では、正しい診断結果が得られない、実行にかかる時間が非常に遅くなる、途中で停止するなどの可能性があります。

    • 「VAIO Care」のハードウェア診断は、VAIO本体各部のハードウェアをテストするための機能です。
      ネットワーク、USBなどの一部の項目を除き、周辺機器を診断したり、周辺機器が接続された状態を診断する機能はありません。

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    ハードウェアを診断する方法

    操作手順

    • ご使用のモデルにより表示される画面が異なる場合があります。
    1. Windowsが起動した状態で、本体の[ASSIST]ボタンを押します。

      参考

      アプリ一覧からも「VAIO Care(Desktop)」を起動できます。

      • デスクトップ版の「VAIO Care」は、[アプリ]画面に表示されています。
    2. [VAIO Care]画面が表示されるので、[その他の機能]を選択し、[診断]を選択します。

      [VAIO Care]画面

    3. 診断できる項目の一覧が表示されるので、診断したい項目を選択します。

      [診断]画面

    4. 手順3.で選択した項目の診断が始まるので、表示される画面に沿って操作を行います。

      [CPUテスト]画面

      • 上記はCPUテストの場合の画面です。

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    診断できる項目

    「VAIO Care」の[その他の機能]-[診断]を選択すると、以下の項目について個別に診断ができます。
    高度な診断をする場合は、[VAIO Care の設定]画面で設定を変更する必要があります。
    操作手順については、参考情報をご参照ください。

    • 診断できる項目は、ご使用のモデルにより異なります。
    • ネットワークとワイヤレス

      インターネットへの接続を自動的に診断し、修復します。

    • CPU

      CPUの状態(パフォーマンスなど)を診断します。

    • メモリー

      「Windows メモリ診断ツール」でメモリーにエラーがあるかを診断します。
      すぐに再起動して問題を診断するか、次回PCを起動する際に診断するかを選べます。

      ご注意
      • すぐに再起動して診断を行う場合は、必ず作業中のファイルを保存し、起動中のプログラムをすべて終了してください。
      • メモリーの診断は、止まっているように見えても続いています。診断が終わるまで、PCを使い始めないでください。
      • PCを再起動して診断が始まってから数分かかる場合があります。メモリーの診断が終わると、PCは自動的に再起動します。
    • ハードディスク

      ハードディスクのパフォーマンスを評価します。
      診断したいドライブを選んで[OK]を選択します。

      ご注意
      • 上級者向けの高度な診断を表示している場合は、この項目は表示されません。
      • 搭載されているハードディスクのサイズによって、診断にかかる時間が変わります。目安は100GBで1時間です。
      • 暗号化されたハードディスクは診断できません。
    • ディスプレイ

      PCのビデオカード(ディスプレイアダプター)とビデオドライバーのパフォーマンスを診断します。
      ビデオカードとビデオドライバーは、液晶ディスプレイに画像などを表示する際に使用されます。

      ご注意

      ビデオの診断を始めると、液晶ディスプレイでは色とパターンが次々に表示されます。
      パターンは高速で点滅する場合がありますので、近くで液晶ディスプレイを見ないようにご注意ください。

    • CDドライブ

      CDドライブのパフォーマンスを分析します。
      データを記録しているCDメディアをドライブに入れてください。

      • 「VAIOハードウェア診断ツール Ver.4.4」以降をご使用の場合は、音楽CDでの診断が可能です。
    • DVDドライブ

      DVDドライブのパフォーマンスを分析します。
      データを記録しているDVDメディアをドライブに入れてください。

      • 「VAIOハードウェア診断ツール Ver.4.4」以降をご使用の場合は、DVDビデオでの診断が可能です。
        なお、ブルーレイレコーダーやDVDレコーダーで作成したDVDビデオは、ファイナライズ処理されている場合のみ診断できます。
    • メモリースティックコントローラー

      メモリースティックスロットとドライバーが正常に動作するかを診断します。
      メモリースティックをメモリースティックスロットに入れてください。
      この診断では、メディア自体のチェックは行いません。

    • SDスロットコントローラー

      SDメモリーカードスロットとドライバーが正常に動作するかを診断します。

      ご注意

      [SDスロットコントローラー]項目は「VAIOハードウェア診断ツール Ver.4.4」以降から表示されます。
      また、診断に使用するSDカードには、1KB以上の空き領域が必要です。

    • USB

      USBポートの動作を診断します。
      USBの診断は、USBのインターフェイスとドライバーの診断のみで、取り付けられたUSB機器の診断は行いません。

      ご注意

      USB接続のキーボード、マウスが付属しているモデルの場合は、接続しているままの状態で診断を行います。
      上記以外のUSB機器を接続している場合は、取りはずしてから診断を行います。

    • LAN

      ネットワークアダプターの機能を診断します。
      この診断では、インターネットの接続テストは行いません。

    • バッテリー

      バッテリーの充電の能力を計測します。
      バッテリーの状態として、バッテリーの状態として、[良好]、[正常]、[注意]、[警告]のいずれかがバッテリー診断の画面に表示されます。
      バッテリーの状態が[注意]、または[警告]の場合には、できるだけ早くバッテリーを交換してください。

      [バッテリーの充電能力]画面

    • ブルーレイドライブ

      ブルーレイディスクドライブのパフォーマンスを分析します。
      データを記録しているブルーレイディスクをドライブに入れてください。
      また、下記の条件を満たしている場合は、BDXLメディアでの診断が行えます。

      • 「VAIOハードウェア診断ツール Ver.4.4」以降がインストールされている
      • BDXL対応のブルーレイディスクドライブを搭載している
    • メディアチェック

      CD/DVD/BDドライブに入っているメディアの種類を調べます。
      種類を調べたいメディアをドライブに入れてください。
      また、下記の条件を満たしている場合は、BDXLメディアの種類を調べられます。

      • 「VAIOハードウェア診断ツール Ver.4.4」以降がインストールされている
      • BDXL対応のブルーレイディスクドライブを搭載している
    • ハードディスク(簡易診断)

      • 高度な診断
      ご注意
      • RAIDやSSDは診断できません。
      • 「VAIO Care Ver.8.1」以降で表示されます。

      外部スキャン、内部スキャン、ランダム読み出しのテストを行います。
      ハードディスクのサイズや保存しているデータ量、テストで確認する問題の数や複雑さにもよりますが、このテストには1分から5分かかります。
      進行状況は、[VAIO Care]画面の右下に表示されます。

      ハードディスク(簡易診断)

    • ハードディスク(詳細診断)

      • 高度な診断
      ご注意
      • RAIDやSSDは診断できません。
      • 「VAIO Care Ver.8.1」以降で表示されます。

      この診断では、ハードディスクの各領域を読み出すテストを行います。
      ハードディスクのサイズや保存しているデータ量、テストで確認する問題の数や複雑さにもよりますが、このテストには4時間以上かかる場合があります。
      進行状況は、[VAIO Care]画面の右下に表示されます。

      ハードディスク(詳細診断)

    • 光学ドライブ

      • 高度な診断

      CD/DVD/BDドライブに使用されているレーザー、モーター、およびチップをチェックします。

    • 冷却ファン

      • 高度な診断

      冷却ファンのパフォーマンスを診断します。
      加熱による故障を防ぐために、冷却ファンでPCを冷却しています。

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    参考情報

    高度な診断をする場合は、上級者向けの機能を表示する必要があります。
    操作手順については、下記をご参照ください。

    操作手順

    1. [VAIO Care]画面の右上にある[VAIO Care の設定]ボタンを選択します。

    2. [VAIO Care の設定]画面が表示されるので、[高度な設定]を選択し、[上級者向けの診断ツールとリカバリーツールを表示する]にチェックをつけます。

      [VAIO Care の設定]画面

    3. [OK]ボタンを選択し、[VAIO Care の設定]画面を閉じます。

    4. [診断]画面と[復元とリカバリー]画面に、上級者向けの機能が表示されます。

      [診断]画面
      [高度な診断]が表示され、より詳細な診断ができます。

      [高度な診断]

      [復元とリカバリー]画面
      [スタートアップ]が表示され、[BIOS 設定]と[VAIO スタートアップ設定ツール]が使用できます。

      [復元とリカバリー]画面

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