[HD-***] 外付けハードディスクをパソコンでフォーマットする方法
外付けハードディスクのフォーマットは「ディスクの管理」から操作します。
内容
事前確認
外付けハードディスクをフォーマットする前に、用途に適したパーティション管理形式を確認し、必要に応じて変更してください。
パーティション 管理形式 | 対応OS | 主なメリット | 主なデメリット |
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MBR (マスターブートレコード) | Windows XP Windows Vista Windows 7 Windows 8 | GPTに対応していないOSのパソコンなどに繋いでも内容を認識できる。 | 2TBを超えるパーティション領域にアクセスできない。 (例: 3TB以上のハードディスクがあっても2TBまでしか使用できない。) | GPT (GUIDパーティション テーブル) | Windows XP(※) Windows Vista Windows 7 Windows 8
| 2TBを超えるパーティション領域にアクセスできる。 (例: 3TB以上のハードディスクをフルに使用できる。) | GPTに対応していないWindows XP(32ビット版)パソコンなどに繋いでも内容を認識できない。 |
用途に適したファイルシステムを選んでフォーマットしてください。
ファイルシステム (フォーマット形式) | 主なメリット | 主なデメリット |
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FAT32 | ハンディカムやPS3などで使用できる。 |
- 1ファイルあたりの容量が最大4GBまで。
- 2TBを超えるパーティション領域で正常に使用できない。
| NTFS |
- 4GBを超える容量のファイルを保存できる。
- 2TBを超えるパーティション領域でも使用できる。
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| exFAT |
- 4GBを超える容量のファイルを保存できる。
- 2TBを超えるパーティション領域でも使用できる。
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- Windows XPだとSP2以降、Windows VistaだとSP1以降でないと使用できない。
- ハンディカムやPS3などで使用できない。
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ご注意 |
- HD-D3B、HD-T3はWindows XPに対応しておりません。
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操作方法
- 以下は管理者権限を持つユーザーアカウントで操作してください。
「ディスクの管理」画面を開く方法
Windows 8の場合

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デスクトップ画面の左下にカーソルをあわせてから右クリックし、クイック リンクメニューを表示します。
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メニューから [ディスク管理] をクリックします。

Windows 7 / Vistaの場合

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[スタート] ボタンをクリック、[コンピュータ] を右クリックし、表示されたメニューで [管理] をクリックします。
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[ユーザー アカウント制御] 画面が表示されたら、[続行] ボタンをクリックします。
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[コンピュータの管理] 画面が表示されるので、[ディスクの管理] をクリックします。

Windows XPの場合

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[マイコンピュータ] の上で右クリックし、表示されたメニューで [管理] をクリックします。
- デスクトップ上に [マイコンピュータ] がない場合は、[スタート] ボタンをクリックします。
-
[コンピュータの管理] 画面が表示されるので、[ディスクの管理] をクリックします。

パーティション管理形式を変更する方法
ご注意 |
- ハードディスク上に既にボリュームが存在している状態でパーティション管理形式を変更することはできませんので、その場合には先にボリュームを削除する必要があります。
- ボリュームを削除すると内部のデータがすべて消去されますので、必要に応じてバックアップを取った上で実施してください。
- ボリュームが存在しない場合には、下記操作手順の 3 のみ実施してください。
- Windows XP 32ビット版ではパーティション管理形式を変更することはできません。
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「ディスクの管理」にて、パーティション管理形式を変更したいハードディスク上にあるボリュームを右クリックし、[ボリュームの削除] をクリックします。

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「シンプルボリュームの削除」のメッセージが表示されたら、[はい] をクリックします。
- ボリュームが複数存在する場合にはすべて削除してください。

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ハードディスクの左側の「ディスク1」などと表示されている部分を右クリックし、[GPTディスクに変換] または [MBRディスクに変換] をクリックします。

参考 |
- 現在のパーティション管理形式がどちらになっているかを確認するには以下の手順で確認できます。
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「ディスクの管理」にて、確認したいハードディスク(「ディスク1」などと表示されている部分)を右クリックし、[プロパティ」をクリックします。

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[ボリューム] タブを開き、「パーティションのスタイル」欄を確認します。


フォーマットする方法
ご注意 |
- フォーマットを行うと内部のデータがすべて消去されますので、必要に応じてバックアップを取った上で実施してください。
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NTFS / exFATでフォーマットする方法
Windows 8 / 7 / Vistaの場合
- 以下はSTEP 2でパーティション管理形式を変更した直後で、ハードディスク上に何も割り当てられていない状態になっていることを前提とした手順となっています。

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「ディスクの管理」にて、フォーマットしたいハードディスクの [未割り当て] の文字上で右クリックし、[新しいシンプルボリューム] をクリックします。

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「新しいシンプルボリュームウィザードの開始」画面が表示されるので、[次へ] をクリックします。

-
「ボリュームサイズの指定」画面が表示されるので、[次へ] をクリックします。
- 複数のパーティションに分割して使用する場合にはここで任意の数値を指定します。複数のパーティションを作ることで、同一のハードディスク上に異なったファイルシステムのボリュームを存在させる(例: 「NTFS」と「FAT32」など)使い方もできます。

-
「ドライブ文字またはパスの割り当て」画面が表示されるので、[次のドライブ文字を割り当てる] にチェックがついていることを確認し、[次へ] をクリックします。
- ドライブ文字を変更したい場合は、任意に変更することができます。

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「パーティションのフォーマット」画面が表示されるので、[このボリュームを次の設定でフォーマットする] をクリックしてチェックをつけ、各項目が以下の設定になっていることを確認し、[次へ] をクリックします。
「exFAT」でフォーマットしたい場合はここで変更します。
- ファイルシステム:「NTFS」 または 「exFAT」
- アロケーションサイズ:「既定値」
- ボリュームラベル:「ボリューム」 (または任意の文字列)

-
「新しいシンプルボリュームウィザードの完了」画面が表示されるので、表示されている設定を確認して、[完了] をクリックします。

手順3 でパーティションを分割した場合は、残りの未割り当ての領域に対して 手順1 から同じ手順を繰り返します。残りの領域を「FAT32」にフォーマットしたい場合は一度「NTFS」か「exFAT」のボリュームを作成しておき、後でそのボリュームに対し本ナレッジの「FAT32でフォーマットする方法」を実施してください。


Windows XPの場合
- 以下は、ハードディスク全体を「拡張パーティション」として設定し、その中に「論理ドライブ」を一つ、または複数作成して使用する場合の手順を説明しています。

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「ディスクの管理」にて、フォーマットしたいハードディスクの [未割り当て] 部分を右クリックし、[新しいパーティション] をクリックします。

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「新しいパーティションウィザードの開始」画面が表示されるので、[次へ] をクリックします。

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「パーティションの種類を選択」画面が表示されるので、[拡張パーティション] にチェックをつけ、[次へ] をクリックします。

-
「パーティションサイズの指定」画面が表示されるので、[次へ] をクリックします。

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「新しいパーティションウィザードの完了」画面が表示されるので、表示されている設定を確認して、[完了] をクリックします。[コンピュータの管理] 画面の右側のウィンドウで、パーティションを設定したハードディスクの表示が「未割り当て」から「空き領域」に変わります。

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空き領域を右クリックし、 [新しい論理ドライブ] をクリックします。

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「新しいパーティションのウィザードの開始」画面が表示されるので、[次へ] をクリックします。

-
「パーティションの種類を選択」画面が表示されるので、[次へ] をクリックします。

-
「パーティションサイズの指定」画面が表示されるので、[次へ] をクリックします。
- 複数のパーティションに分割して使用する場合にはここで任意の数値を指定します。複数のパーティションを作ることで、同一のハードディスク上に異なったファイルシステムのボリュームを存在させる(例: 「NTFS」と「FAT32」など)使い方もできます。

-
「ドライブの文字またはパスの割り当て」画面が表示されるので、[次へ] をクリックします。
- ドライブ文字を変更したい場合は、任意に変更することができます。

-
「パーティションのフォーマット」画面が表示されるので、[このボリュームを次の設定でフォーマットする] をクリックしてチェックをつけ、各項目が以下の設定になっていることを確認し、[次へ] をクリックします。
- ファイルシステム:「NTFS」
- アロケーションサイズ:「既定値」
- ボリュームラベル:「ボリューム」 (または任意の文字列)

-
「新しいパーティションウィザードの完了」画面が表示されるので、表示されている設定を確認して、[完了] をクリックします。

手順 9 でパーティションを分割した場合は、残りの空き領域に対して手順 6 から同じ手順を繰り返します。残りの領域を「FAT32」にフォーマットしたい場合は一度「NTFS」のボリュームを作成しておき、後でそのボリュームに対し本ナレッジの「FAT32でフォーマットする方法」を実施してください。

参考 |
- 「exFAT」形式でフォーマットする場合、上記手順を実施後、さらに下記手順を実施してください。
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Windows XPでは元々「exFAT」形式をサポートしておりません。機能を追加するため、下記ページより更新プログラムをインストールします。
インストールするにはWindows XP SP2以降が必要です。
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「マイコンピュータ」を開き、フォーマットしたいドライブを右クリックして [フォーマット] をクリックします。

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[ファイルシステム] にて「exFAT」を選び、[開始] をクリックします。

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警告が表示されたら、[OK] をクリックします。

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フォーマットが完了すると、「フォーマットが完了しました。」のメッセージが出るので、[OK] をクリックします。


FAT32でフォーマットする方法

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FAT32 Formatterを起動します。
FAT32 Formatterは以下のページから入手していただけます。
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フォーマットしたい外付けハードディスクとドライブ(ボリューム)を選択し、[実行] をクリックします。

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内容を確認し、[実行] をクリックします。

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フォーマットが完了すると、「フォーマット完了!」のメッセージが出るので、[OK]をクリックします。


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文書番号:
S1201139002910
更新日:
2016/11/07