[Windows 8 Pro] TPM機能と連携してBitLockerドライブ暗号化を有効にする方法
[コントロール パネル]画面からBitLockerを有効にします
対象製品
Windows 8.1 Pro
Windows 8 Pro
- TPMセキュリティーチップ搭載モデルのみ対象です。
説明
BitLockerドライブ暗号化を有効にすると、ドライブ全体のデータが暗号化され、正しい暗号化キーを持っている人だけが暗号化を解除できます。
ドライブ全体を暗号化できるため、パスワードなどの重要なデータの保護に役立ちます。
例えば、PCからハードディスクを取り出して、ほかのPCに接続してもデータにアクセスすることはできません。
TPMセキュリティーチップが搭載されたPCは、暗号化を解除できる暗号化キーをTPMセキュリティーチップ内に保存することで、暗号化キーの漏えいを防ぎ、セキュリティーを高めることができます。
内容
事前確認
事前に下記の関連Q&Aの内容をご参照ください。
▼関連Q&A:
[Note] TPM機能を使用する場合の注意事項ソニーでは、BitLockerドライブ暗号化についての動作保証を行っていません。
必要に応じ、事前にデータのバックアップを行ってください。
操作方法
以下の手順でBitLockerの設定を行います。
[コントロール パネル]画面を表示します。
[コントロールパネル]画面が表示されるので、[システムとセキュリティ]を選択します。
[システムとセキュリティ]画面が表示されるので、[BitLockerドライブ暗号化]を選択します。
[BitLocker ドライブ暗号化]画面が表示されるので、[オペレーティング システム ドライブ]欄の、[BitLocker を有効にする]を選択します。
- 参考
-
BIOSセットアップメニューでTPM機能が無効になっている場合は、[BitLocker ドライブ暗号化セットアップ]画面が表示されるので、下記の操作を行ってください。
- [BitLocker ドライブ暗号化セットアップ]画面で[次へ]ボタンを選択します。
- [TPM セキュリティ ハードウェアを有効にします]画面が表示されるので、[再起動]ボタンを選択します。
- 起動時に確認画面が表示されるので、[Execute]を選択し、[Enter]キーを押します。
- [Reject]を選択すると、TPM機能は無効のままとなります。
- Windowsが起動するので、起動後にデスクトップ画面を表示します。
- [BitLocker ドライブ暗号化セットアップ]画面が表示されるので、[次へ]ボタンを選択します。
[回復キーのバックアップ方法を指定してください。]画面が表示されるので、下記のいずれかを選択し、回復キーのバックアップ方法を選択します。
- ここでは例として[ファイルに保存する]を選択します。
Microsoftアカウントに保存する
Microsoftアカウントでサインインする必要があります。ファイルに保存する
任意の場所にテキストファイルで回復キー(パスワード)を保存します。回復キーを印刷する
回復キーを印刷します
[BitLocker 回復キーに名前を付けて保存]画面が表示されるので、任意の場所を選択し、[保存]ボタンを選択します。
- ここでは例として、USBフラッシュメモリーに保存します。
[回復キーのバックアップ方法を指定してください。]画面に戻るので、「回復キーが保存されました。」と表示されていることを確認して、[次へ]ボタンを選択します。
[ドライブを暗号化する範囲の選択]画面が表示されるので、下記のいずれかを選択し、[次へ]ボタンを選択します。
使用済みの領域のみ暗号化する
データが保存されている領域のみ暗号化されます。
空き領域や削除された過去のデータは暗号化されません。ドライブ全体を暗号化する
すべてのデータと空き領域が暗号化されます。
[このドライブを暗号化する準備ができましたか?]画面がされるので、[BitLocker システム チェックを実行する]にチェックをつけて、[続行]ボタンを選択します。
「コンピューターを再起動する必要があります」というメッセージが表示されるので、[今すぐ再起動する]ボタンを選択します。
Windowsが再起動するので、再起動後にデスクトップ画面を表示します。
▼関連Q&A:
[Windows 8] デスクトップ画面を表示する方法通知領域から「暗号化を実行中です」というバルーンが表示され、暗号化が開始されるのでしばらく待ちます。
- 暗号化にかかる時間はCPUやハードディスクの容量などにより異なりますが、1GBにつき約1分間が目安です。
暗号化が完了すると、「C: の暗号化が完了しました。」というメッセージが表示されるので、[閉じる]ボタンを選択します。
以上で操作は完了です。